スローガン

平成２８年度　可児商工会議所青年部
会長　安江　健一郎

現在可児商工会議所青年部の前には大きな壁があると思います。単会内では部員数の減少や例会参加率の低下、上部団体への出向者輩出の問題、更に単会外に目を向ければ岐阜県連は平成２９年度全国大会へ向けて本格的に始動し、より一層の県連としての結束が求められています。では、それらの壁に対して何か新しいことを始めなければならないか。答えは“否”です。
私は本年度「不易流行」というスローガンを掲げました。この言葉は俳人松尾芭蕉の残した理念の一つとされていて、“いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものを取り入れていく”という意味が込められています。
つまり、それぞれが自社の発展、地域の発展のために今まで何をしてきたかという根本の部分をもう一度確認し忘れず行動していくこと、繰り返しの事業の中にも決して妥協せず高い理想を持って積極的に取り組むことで新しい発見や、出会いが見いだせるかもしれません。そんな思いや志、がむしゃらな姿を見た次の世代が憧れを持ってＹＥＧへの参加、起業して地域経済の発展に寄与したいと思われる、そういった活動を部員の皆さんと一年間続けていきたいと思います。
決して平坦な道ではありません。苦労をかけてしまう事があるかもしれません。サブテーマにも掲げました。どうせやるなら“人知れず消えていくくらいなら燃え尽きて終わった方がいい”という気持ちで私は青年部活動に向かっていきたいと考えています。
静かに、でも熱く、できる事を着実にさらなる高みへ皆さんと共に向かっていきたいと願っています。