スローガン
所信
令和2年度 可児商工会議所青年部
会長 佐橋 徹栄
時代は私が生まれた昭和から平成、そして令和へと時を刻んでまいりました。可児商工会議所青年部(以下、可児YEG)の創立以来、地域商工業の総合的な発展、また経営者としての資質の向上に努めることを基本方針として、諸先輩方の取り組んでこられた活動が可児という街に必要とされ、多くの方々のご理解とご支援をいただけたからこそ刻むことができた大切な歴史です。時代は変わり、私たちも環境の変化に対応するべく進化を求められています。今後も可児YEGが地域社会から認められる組織として、また、市民から必要とされる事業を目指し活動していきます。今一度、YEGの基本方針と向き合い、進む方向性を確認しながら活動に取り組み、部員の力を集約し、アクションを起こしていきます。夢に挑戦する組織として、可児YEGは時代の波にのまれることなく、一歩一歩進んでまいります。
初めに
私が可児YEGの会長職を拝命した中で、先輩方の存在が大きくあります。リーダーには判断力、決断力、実行力が重要です。その中で、先輩方はまさに私の理想とするリーダー像でありました。私が理想とする先輩方のような会長に少しでも近づけるよう邁進し色々なことに挑戦していきます。
令和2年度スローガンでは「Enjoy&Cha連ge」を掲げ、部員拡大、地域活性、人づくりを基本に一年間活動していきます。
Enjoyは《楽しむ》、Challengeは《挑戦する》といった意味があります。楽しく挑戦し続ける気持ち、心を大切に、そして、部員間の気持ちや想いが今よりもさらに一つになる連帯感の醸成に強い思いを込め、《連》の文字を組み込みました。
部員拡大
可児YEGの課題の一つに、部員数の拡大があります。現在、可児YEGには近い将来に卒業する部員が多く在籍しています。言うまでもありませんが、部員減少が進めば消滅してしまいます。明るい豊かな郷土を築くため、創意と工夫、情熱を傾けられなくなります。消滅してしまっては事業が行えないことは自明の理です。しかし、それだけが部員拡大の理由であるとするなら、現状を維持する、卒業生と同数程度を拡大すればよいという考え方も成り立ちますが、果たしてそうでしょうか。
今一度、私たちの目指す可児YEGの活動を考え、ただ部員数を増やすのではなく、可児YEGのことを理解し、仲間とともに考え、支え合いながら活動をし、できるだけ多くの部員に可児YEGの良さを知っていただくためにも、組織づくりに取り組んでいきます。一人一人の考えや想いに違いがあるのは当然です。部員数が多ければ多いほど、その想いや気持ちを自分に吸収できる機会が増えていきます。可児YEGの活動を通じて様々な意見をぶつけ合いながら、更なる発展を目指していきます。
地域の活性化
私たちの地域には、様々な伝統行事や文化があります。この地域で生まれ育ち、子供のころに経験した行事や文化を、この街で暮らしていく人たちへの伝承に少しでも力になれれば、その経験は自らの成長に繋がります。
私たちも地域について知らないこと、忘れていることがあります。自分たちが知らなくては情報も発信できません。まず、私たちからこの地域の伝統、文化を知ることが必要ではないでしょうか。情報を発信できる組織を目指して、一人一人の考えを持ち、地域のために伝えていかなくてはいけません。そのために、私たちからできる地域活性化の例会を開催します。また、今年度のスローガンでもある楽しく挑戦的な内容で地域を巻き込み、老若男女が参加できる今までにないイベントに取り組んでいきます。
私たちは活動を通じて、地域の方々と交流し更なる地域の発展へとその経験を生かしていくことが大切であり、そのためには、自らが心から楽しむことが必要不可欠です。
人づくり
部員間、家族との交流をもとに人づくりに取り組んでいきます。人づくりは、まず、家庭から始まり、その後、自己成長に応じて視野を広げながら、地域、社会、自社の発展へと様々な場面で行われ続けていきます。
人口の減少が進む中で、人づくりが成果を上げるためには、自ら進んで行動する人、地域や社会で積極的に役割を果たそうとする人と力を合わせ、互いの持ち味を活かしながら連携を進めることが非常に重要です。そのため、人づくりにおいて、交流は確実に自己成長につながる大切な要素です。
私たち可児YEGは、様々な業種が集まっています。それぞれの得意分野を活かし活動していく中で、新しい発見や驚きがたくさんあります。そして、その一つ一つの経験が自らの成長に繋がるのです。私たちは活動を通じて、地域の方々と交流し更なる地域の発展へと、その経験を活かしていくことが大切です。人と人のつながりの重要性、決して切れることのない仲間たちとの絆をこの時につかもうではありませんか。
一生の宝物にするために、仲間とともに活動していきましょう。
結びに
今年度のスローガンである「Enjoy&Cha連ge」は、何よりも強い原動力です。それがどんどん大勢の人に伝播していき、そして子供たちの目に映る我々可児YEGの姿がこの街の未来へと繋がっていくのではないでしょうか。
さらに、仲間とともに挑戦し続ける事も大切な行動の一つです。環境の変化にも柔軟に対応しながら、常に前を向き進んでいく。そのためには、部員それぞれが個人の意識を高く持ち、今までの活動の中で経験したことをもとに、新しいアイデアを次々に取り入れていく事が必要です。常にCha連geする姿勢を見せ続け、更なる部員拡大、地域の発展、人づくりに向かって走り続けていきましょう。
諸先輩方から引き継いだ魅力ある可児YEGを次代につなげるため、一人一人と向き合い、地域の発展や活性、人づくりに向け行動できる「Cha連ge」心に火を灯し、また、仲間と共に活動の労をねぎらい、「Enjoy&Cha連ge」心で常に良き方向を目指して邁進してまいります。
可児YEGの発展、地域の発展のために精一杯挑んでまいりますことをお誓い申し上げ、所信といたします。